「画鋲(がびょう)」と「押しピン」。
同じ文房具なのに、地域によって呼び方が違うのをご存知でしたか?
実は日本全国を見渡すと、同じものでも地域によって呼び方が違うことって、けっこうあるんですよ。
今回は、「画鋲」と「押しピン」の呼び方の違いについて、詳しく見ていきたいと思います。
「画鋲」と「押しピン」の違いを調べてみました
「画鋲」と「押しピン」の違いについて調べた結果を、以下のポイントに沿ってお話しします。
・どの地域でどんな呼び方に変わるのか
・形によって呼び方が変わることも
・最近は新しい呼び方もある
・他にも地域で呼び方が変わるものはある?
普段何気なく使っているものでも、地域によって全然呼び方が違うなんて、面白いですよね。
それでは、一つずつ見ていきましょう。
実は同じもの?「画鋲」と「押しピン」の謎
まず、「画鋲」と「押しピン」は基本的に同じものです。
ただ、地域によって「画鋲」と呼ぶ人もいれば、「押しピン」と呼ぶ人もいます。
また、細かな形の違いによって呼び方を変える人もいるみたいです。
いずれにせよ、「壁に紙を貼り付けるときに、針で刺して留めておくモノ」のことを、「画鋲」や「押しピン」と呼びます。
ちなみに私の場合は、ずっと「画鋲」と呼んでいました。
あなたはどちらの呼び方をしていましたか?
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東と西で違う呼び方
では、「画鋲」と「押しピン」は、それぞれどの地域で呼ばれているのでしょうか?
調べてみると、東日本では「画鋲」と呼ぶ人が多くて、西日本(特に関西)では「押しピン」と呼ぶ人が多いみたいです。
地域によって呼び方が違うって、面白いですよね。
私の生まれ育った地域では「画鋲」としか呼びません。
なので、「押しピン」という言葉を初めて聞いたとき、まさか「画鋲」のことだとは思いもしませんでした。
でも、関西の方にとっては、「押しピン」って呼ぶのが普通なんですよね。
例えば、ある歌手の方は「え?押しピンって関西だけの言葉なの?」と驚いた様子のコメントをSNSに投稿していました。
関西ではそれだけ、「押しピン」という言葉がメジャーだと伺えますね。
形で呼び方を変えることもある
「画鋲」と「押しピン」を、形によって呼び分けている人もいます。
例えば、昔からおなじみの、金属で頭がペちゃんこなタイプを「画鋲」って呼んでいるみたいです。
反対に、プラスチックで頭の出っ張ったタイプを「押しピン」って呼ぶんですって。
私は今まで全部まとめて「画鋲」と呼んでいました。
あなたはどうでしたか?
最近はどんな感じ?
「画鋲」や「押しピン」 のことを、最近は「プッシュピン」と呼ぶこともあるようです。
特にネットショップを見ていると、よくこの表記を目にします。
「画鋲」や「押しピン」と書いてしまうと地域によって伝わらない人が出てくるので、そのための配慮かもしれません。
また「プッシュピン」には最近、いろんな種類の商品が増えてきています。
木でできたおしゃれなタイプや、クリップが付いた便利なタイプなど、いろんなタイプが登場しているんです。
壁に穴が開きにくくなるような工夫がされた商品もあります。
逆に、昔ながらの金属の「画鋲」は少しずつ減ってきているみたいです。
なのでもしかしたらいつか、「画鋲」という呼び方もなくなってしまうかもしれませんね。
そして代わりに「押しピン」や「プッシュピン」という呼び方が主流になるのかもしれません。
他にもある!地域による言葉の違い
「画鋲」と「押しピン」の呼び方を調べているうちに、他の面白い発見がありました。
例えば、あなたは「肉まん」と「豚まん」の違いをご存知ですか?
同じ食べ物なのに、関東では「肉まん」、関西では「豚まん」と呼ぶことが多いんです。
どっちも中身は豚肉なのに、なぜ呼び方が違うんでしょうね。
実は、こういった呼び方の違いには、それぞれの地域の歴史や文化が関係しているんです。
もし詳しく知りたくなった場合は、こちらの「『肉まん』と『豚まん』の違い」の記事をぜひ読んでみてくださいね。
まとめ|「画鋲」と「押しピン」の謎
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
「画鋲」と「押しピン」の話、いかがでしたか?
同じものなのに、地域や形によって呼び方が違うって面白いですよね。
この調査をしながら、私も日本語の面白さを改めて実感しました。
地域によって少しずつ違う言葉や表現があって、それぞれに理由や歴史がちゃんとあるんですね。
あなたの地域には、どんな特徴的な言葉があるでしょうか?
よければ、周りの人と話してみてくださいね。
きっと新しい発見がありますよ。