英語を学んでいると、「1th」という表記を見かけたことはありませんか?
しかし、実はこの表記は間違いです。
英語の序数表現にはルールがあり、「1st(first)」が正しい表記となります。
しかし、日本人を含む英語学習者の間では「1th」と誤って使われることが少なくありません。
本記事では、「1th」が間違いである理由や、正しい英語の序数の使い方について詳しく解説します。
これを読めば、もう間違えることはなくなるでしょう!
1thの間違いとは?
1thの意味と英語表記
英語では序数を表す際に「th」を使うことが一般的ですが、「1th」という表記は間違いです。
正しい表記は「1st」です。
これは「first」という単語の略であり、「th」ではなく「st」を使います。
「first」は英語の序数表現の中でも特に頻繁に使われる単語であり、時間や順位を表す際に非常に重要な役割を果たします。
また、他の序数と異なり、「first」は単独で頻繁に使用される表現でもあります。
例えば、「first place(1位)」、「first attempt(最初の試み)」など、日常英語においても広く使われています。
そのため、英語を学ぶ際には「first」とその略記「1st」を正しく理解することが不可欠です。
1thの正しい使い方
「1th」は誤った表記なので使いません。
代わりに「1st」を使用しましょう。
「1st」は単に「1番目」という意味にとどまらず、正式な文書や口語表現でも頻繁に登場します。
例えば、公式な場面では「1st Quarter(第1四半期)」や「1st Edition(初版)」といった表記が使われます。
また、スポーツの順位や学業成績などでも「1st place(1位)」のように使用されるため、間違った表記をしないように注意が必要です。
1thと1stの違い
「1st」は「first(最初の)」という意味を持つ正しい表記であり、「1th」は英語には存在しない誤りです。
「th」は通常、4th(fourth)や5th(fifth)のように使われるため、「1st」とは異なるルールが適用されます。
英語の序数表記には「1st, 2nd, 3rd, 4th…」といったルールがありますが、「1th」という表記はそのルールに適合しません。
そのため、間違えないようにするためには、1番目を示す際には「1st」と書くことを意識しましょう。
誕生日や記念日の表記における1th
1st anniversary の正しい書き方
「1周年」を英語で表記する場合、「1st anniversary」が正解です。
「1th anniversary」は間違いなので注意しましょう。
「1st anniversary」は、特に結婚記念日や会社の設立記念日などでよく使われます。
例えば、「Happy 1st Anniversary!」は、パートナーに向けて言う表現として一般的です。
また、企業やブランドも「Our 1st Anniversary Sale(1周年記念セール)」といった形で使用することがあります。
英語では「1st anniversary」はフォーマルな場面でもカジュアルな場面でも頻繁に使われるため、正しい表記を覚えておくことが重要です。
日付の英語表記に注意
日付を英語で書く際も、「1st, 2nd, 3rd, 4th…」のように正しい序数を使うことが重要です。
「January 1th」ではなく「January 1st」と書きます。
日付表記のルールを間違えると、ネイティブスピーカーにとって違和感のある文章になってしまいます。
例えば、ビジネスメールや公式書類では「January 1st, 2025」のように正しく書くことが求められます。
また、アメリカ英語とイギリス英語で日付の書き方が異なる点にも注意が必要です。
アメリカ英語では「January 1st, 2025」のように月→日→年の順ですが、イギリス英語では「1st January 2025」と書くことが一般的です。
1周年を英語でどう表現するか
「1st anniversary」や「first anniversary」と表記するのが正解です。
「1th anniversary」は間違いなので使わないようにしましょう。
「1st anniversary」は書き言葉では一般的ですが、話し言葉では「first anniversary」と言うことも多いです。
例えば、友達に「It’s our first anniversary!(私たちの1周年だよ!)」と言う場合は、「1st」ではなく「first」を使います。
また、ビジネスシーンでは「1st anniversary celebration(1周年記念式典)」や「first-year milestone(1周年の節目)」といった表現もよく使われます。
一般的な英語数字表記ルール
英語の序数表記には以下のようなルールがあります:
- 1st(first):最初のものを指す際に使用され、特に賞や順位を表すときに頻繁に使われます(例:「1st place」)。
- 2nd(second):2番目のものを指し、「second attempt(2回目の試み)」や「2nd floor(2階)」など、日常生活でよく使われます。
- 3rd(third):3番目のものを示し、「third prize(3等賞)」や「3rd chapter(第3章)」のように使用されます。
- 4th(fourth):4番目のものを表し、「4th quarter(第4四半期)」など、ビジネスシーンでよく登場します。
- 5th(fifth):5番目のものを示し、音楽の「The Fifth Symphony(交響曲第5番)」や「5th anniversary(5周年)」のように用いられます。
以降も「th」を付けますが、1, 2, 3の時だけ特別な表記になります。
この法則は日付や順位などに適用され、英語の正しい表記を理解する上で非常に重要です。
また、序数の使用にはいくつかの例外もあります。
例えば、「21st, 22nd, 23rd, 24th」のように21, 22, 23では再び「st, nd, rd」が適用される点にも注意しましょう。
これらのルールを押さえることで、より正確な英語の表記ができるようになります。
異なる順位における表記
2nd、3rd、4th の正しい使い方
それぞれの序数は以下のように表記されます。
- 2nd(second):2番目のものを示し、「second chance(2回目のチャンス)」や「2nd year(2年目)」といった形で使われます。
- 3rd(third):3番目のものを表し、「third option(3つ目の選択肢)」や「3rd anniversary(3周年)」など、日常英語でも多く見られます。
- 4th(fourth):4番目のものを示し、「4th attempt(4回目の試み)」や「4th edition(第4版)」など、学術的な場面や書籍の版数などでも使われます。
「2th」や「3th」といった表記は誤りで、英語には存在しません。
特に、英語を学習する際にはこれらの間違いを避けることが重要です。
11stや21thの正しい表記法
「11st」や「21th」も誤りです。
序数を正しく表記するためには、次のように覚えておきましょう。
- 11th(eleventh):11は「eleven」なので「th」が付きます。
- 21st(twenty-first):21は「twenty-one」なので「st」が付きます。
- 22nd(twenty-second):22は「twenty-two」なので「nd」が付きます。
- 23rd(twenty-third):23は「twenty-three」なので「rd」が付きます。
- 24th(twenty-fourth):24は「twenty-four」なので「th」が付きます。
このパターンを理解すると、「31st(thirty-first)」や「42nd(forty-second)」などの他の序数にも応用できます。
thの使い方の注意点
「1st, 2nd, 3rd, 4th…」のように、1, 2, 3だけ特別な表記をし、それ以外の数字には「th」をつけるのが正しいルールです。
例えば、「5th, 6th, 7th, 8th, 9th, 10th」といった数では、すべて「th」を使用します。
ただし、「11th, 12th, 13th」なども「th」が適用されるため、「1st, 2nd, 3rd」の例外ルールが適用されるのは基本的に1桁目の1, 2, 3の数字が関係する場合のみです。
このルールをしっかりと理解することで、正しい英語の表記ができるようになり、間違いを避けることができます。
記念日関係の英語表現
記念日を表現するフレーズ
- Happy 1st Anniversary!(1周年おめでとう!)
- It’s our first anniversary.(今日は私たちの1周年です。)
- Congratulations on your 1st wedding anniversary!(結婚1周年おめでとうございます!)
- We are celebrating our first year together.(私たちは一緒に過ごした1年を祝っています。)
- Wishing you many more anniversaries to come!(これからもたくさんの記念日を迎えられますように!)
英語では、記念日のお祝いに「Happy 1st Anniversary!」のように「Happy」を付けるのが一般的です。
これは「Happy Birthday」や「Happy New Year」と同じく、ポジティブなお祝いの気持ちを表現するためです。
また、フォーマルな場面では「Congratulations on your 1st anniversary.」のような表現が好まれることもあります。
お祝いの際の注意点
記念日や誕生日の表記では、間違えて「1th」などと書かないようにしましょう。
英語では「1st」が正しく、「1th」という表現は存在しません。
また、SNSやカードメッセージでは「HBD(Happy Birthdayの略)」のように「H1A(Happy 1st Anniversaryの略)」が使われることもありますが、フォーマルな場では避けたほうがよいでしょう。
ビジネスシーンやフォーマルなスピーチでは「first anniversary」や「1st anniversary」のように正式な表現を使うことが重要です。
英会話での実践
ネイティブが使用するフレーズ
ネイティブスピーカーが使用するのは「1st」です。
- My 1st birthday was a big celebration.(私の1歳の誕生日は盛大に祝われました。)
- This is our 1st anniversary.(今日は私たちの1周年記念日です。)
- I finished in 1st place in the race.(私はレースで1位になりました。)
- She won the 1st prize in the competition.(彼女はコンテストで1等賞を獲得しました。)
- We are hosting our 1st annual event this year.(今年、私たちは初めての年次イベントを開催します。)
日常会話における表現方法
日常会話では、正しい序数を使うことが重要です。
- Today is my 2nd day at work.(今日は私の仕事2日目です。)
- This is the 3rd time I’ve visited this place.(ここを訪れるのは3回目です。)
- He came in 2nd in the marathon.(彼はマラソンで2位でした。)
- This is the 4th time I’ve tried to call her.(彼女に電話するのは4回目です。)
- Our team finished in 5th place.(私たちのチームは5位でゴールしました。)
このように、ネイティブは正しい序数を日常的に使っており、「1st, 2nd, 3rd, 4th, 5th」などの表現は非常に一般的です。
まとめ
英語の序数表記は一見シンプルに思えますが、「1th」のような誤りが生じやすいポイントもあります。
正しいルールを理解し、「1st」「2nd」「3rd」「4th」などの適切な序数を使うことが重要です。
特に、記念日や日付を表記する際には、「1th anniversary」ではなく「1st anniversary」と書くなど、細かい違いに注意しましょう。
今回の記事で紹介したルールを覚えておけば、ビジネス文書や日常英会話、SNSの投稿など、あらゆる場面で正しく英語を使えるようになります。
これを機に、英語の序数表記をマスターし、より自然な英語表現を身につけましょう!