倒語ってなに?意味・由来・有名な例までまるっと解説!

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言葉

日本には、昔から楽しまれてきた言葉遊びがたくさんあります。

そのひとつが「倒語(とうご)」です。

「倒語って何?どういうルールでできてるの?」と疑問に思ったことはありませんか?

この記事では、倒語の意味や歴史、代表的な例まで、わかりやすくご紹介していきます。

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倒語とは?意味と仕組みを解説

「倒語(とうご)」とは、言葉の音や文字の順番をひっくり返して、別の言葉のようにして楽しむ言葉遊びのことです

「逆さ言葉」や「逆読み」「逆さ読み」などとも呼ばれています。

基本的には、単語の文字や音をそのまま逆に並べて使うのが一般的ですが、次のようなアレンジが加えられることもあります。

  • 発音しやすくするために語尾を伸ばす
  • 一部の文字を省略する
  • 読みやすさを優先して順番を調整する

(※具体的な例はこのあとご紹介します)

倒語の起源とは?日本最古の記録と江戸時代の言葉遊び

倒語(とうご)は、文字や音の順番を逆にすることで新しい意味や響きを生み出す、日本独特の言葉遊びの一つです。

その起源については諸説ありますが、もっとも古い例として知られているのが『日本書紀』に記された記述です。

神武天皇の即位に関する一節に、次のような表現があります。

「能以諷歌倒語、掃蕩妖氣。倒語之用、始起乎茲。」

この一文に登場する「倒語」は、現代でいう「とうご」ではなく、「さかしまごと」と読まれており、「風刺的な歌や倒語を使って邪気を払い、これが倒語の始まりである」という意味だとされています。

ただし、ここでの倒語が現在のように「言葉を逆さにする」形式だったのかは定かではありません。

文字や音の順序を単に反転させるだけでなく、呪術的な意味合いや、暗号的な言葉として使われていた可能性も指摘されています。

その一方で、私たちがよく知る「ネタ」「ドヤ」などの庶民的な倒語文化は、江戸時代になってから盛んになりました。

町人文化が花開いた江戸時代では、歌舞伎や落語、浮世絵、花火といった娯楽とともに、言葉遊びも人々の楽しみのひとつとなりました。

倒語は、仲間内だけに通じる隠語として使われたり、洒落やユーモアの要素として親しまれてきました

こうした倒語の一部は、現代の日本語にも自然に溶け込み、私たちの言葉の中にその痕跡を残しています。

倒語は単なる遊びにとどまらず、日本語の豊かさと柔軟性を象徴する文化的な存在といえるでしょう。

昔から親しまれてきた「倒語」の有名な例を一挙紹介!

江戸時代から現代にかけて、私たちの暮らしの中に自然と溶け込んで使われてきた「倒語(とうご)」。

そのバリエーションは実に豊富です。

今回は、特に知られている代表的な倒語をピックアップしてご紹介します。

ネタ

もともとは「話の種」という意味から派生した言葉。

「話のネタ」としても使われていますが、今では「ネタ」単体でも通じるようになり、どちらの形も定着しています。

ドヤ

「ドヤ」とは、宿とは言いがたい簡素な宿泊施設のこと。

江戸時代にはすでに使われており、その後、日雇い労働者が多く集まるエリアを「ドヤ街」と呼ぶようになりました。

だらしない

「だらしない」は、もともと「しだらない」という言葉が変化したもの。

「しだらない」は「自堕落(じだらく)」と語源的につながりがあるとされ、倒語的な変化を経て「だらしない」だけが現代に残りました。

験を担ぐ(げんをかつぐ)

「験(げん)」という言葉は、実は「縁起(えんぎ)」が逆になった「ぎえん」から派生し、さらに省略されて生まれた表現。

験を担ぐ=縁起をかつぐ、という意味で使われます。

ずぼら

怠け者や片付けが苦手な人を表す「ずぼら」は、江戸時代に修行を怠けた僧「坊主(ぼうず)」を逆さ読みして「ずぼう」と呼んだことが始まりといわれています。

それが転じて「ずぼら」になりました。

バブル時代に流行した、業界人の「倒語」

テレビや広告業界など、限られた職種の中で生まれた「業界用語」には、倒語が多く使われています。

これは、外部の人にわかりにくくすることで仲間意識を高めたり、独自の文化を演出するためとも言われています

  • 寿司 → しーすー
  • おいしい → まいうー
  • 銀座 → ざぎん
  • 六本木 → ぎろっぽん
  • コーヒー → ヒーコー
  • タクシー → シータク
  • マネージャー → ジャーマネ
  • ハワイ → ワイハ

一般にも浸透した倒語もたくさん!

業界の枠を超えて、今では一般の人々の間でも日常的に使われている倒語も多くあります。

  • サングラス → グラサン
  • 金髪 → パツキン
  • 先輩 → パイセン
  • 手袋 → ろくぶて

倒語で楽しむ!ユニークな言葉遊びの世界

「ろくぶて」って何?クスッと笑えることば遊び

ちょっとしたいたずら心で、「手袋を逆さに言ってみて」と友達に問いかけてみましょう。

相手が「ろくぶて」と答えたら、すかさず「じゃあ、6回たたくよ!」と冗談交じりに軽くトントン。

「えっ、なんで叩かれるの?」と驚く相手に、「だって“6ぶって”って言ったでしょ?」とニヤリと返せば、場がパッと和みます。

もちろん、これはあくまで笑いを取るための言葉遊び。

叩くときは優しく、ジョークとして楽しむのがルールです。

頭もフル回転!倒語を使った言葉ゲームの楽しみ方

倒語は、ただの逆さ言葉ではありません。

ちょっとした工夫と想像力で、遊びの幅がグッと広がります。家族や友達と一緒に楽しめる、おすすめのゲームパターンを紹介します。

① 逆さから出題!元の言葉を当てよう

出題者が倒語を読み上げて、解答者が元の言葉を当てる形式のゲームです。

たとえば、出題が「まるく」だったら、それを逆にして「くるま」と答えられれば正解!

音の響きを頼りに、ひらめき力が試されます。

② 普通の言葉を倒語に変換してみよう

今度は逆に、出題者が普通の単語を出して、解答者がその倒語を答えるパターンです。

たとえば、「くるま」と言われたら、「まるく」と即答できたらクリア!

頭の中で瞬時に文字を並び替えるスピード勝負です。

③「逆さ言葉探し」ゲーム

この遊びでは、出題者が「2文字の言葉」「3文字の言葉」といったように、文字数の条件を決めて、その条件に合った“前から読んでも後ろから読んでも意味が通る言葉”を探していきます。

また、文字数にこだわらず、参加者みんなで自由に言葉を出し合いながら楽しむスタイルもおすすめです。

たとえば、2文字ならこんな例があります:

  • にわ(庭)⇄ わに(鰐)
  • いち(位置)⇄ ちい(地位)
  • なす(茄子)⇄ すな(砂)
  • きた(北)⇄ たき(滝)
  • りく(陸)⇄ くり(栗)
  • ろく(六)⇄ くろ(黒)
  • くに(国)⇄ にく(肉)
  • むじ(無地)⇄ じむ(事務)

3文字の言葉では:

  • ミルク ⇄ クルミ
  • かいが(絵画)⇄ がいか(外貨)
  • ききめ(効き目)⇄ めきき(目利き)
  • かんき(換気)⇄ きんか(金貨)
  • てんぐ(天狗)⇄ ぐんて(軍手)
  • さくら(桜)⇄ らくさ(落差)
  • いるか(イルカ)⇄ かるい(軽い)
  • くすり(薬)⇄ リスク
  • ぶんこ(文庫)⇄ こんぶ(昆布)
  • りきし(力士)⇄ しきり(仕切り)
  • うごき(動き)⇄ きごう(記号)

4文字以上になると、難易度は少し上がりますが、こんな言葉も見つかります:

  • うそつき(嘘つき)⇄ きつそう
  • うどんこ(うどん粉)⇄ こんどう(混同)
  • かわいい(可愛い)⇄ いいわか(良い和歌)
  • とうろく(登録)⇄ くろうと(玄人)
  • けだるい(気だるい)⇄ いるだけ
  • かっこいい ⇄ いいこっか(良い国家)
  • かいさいち(開催地)⇄ ちいさいか(小さい蚊)
  • キンセンカ ⇄ かんせんき(観戦記)

思いもよらない組み合わせに出会えるのが、この遊びの面白さ。

ひらめいた瞬間は、思わず盛り上がってしまいますよ。

④ 倒語あそびでおでかけ時間をもっと楽しく!

電車や車での移動中、あるいはお散歩の途中など、ふと目に入った駅名や看板の文字を使って楽しめるのが「文字の逆読みゲーム」です。

たとえば、親子で山手線に乗っているとき。

通過する駅名を逆さに読んでみるだけで、ちょっとした遊びに早変わり。

どちらが早く逆読みできるか競争したり、一緒に声に出して考えたりと、簡単に始められる言葉遊びです。

実際に、山手線の駅名を倒語にしてみると……

  • 渋谷 → やぶし
  • 恵比寿 → すびえ
  • 目黒 → ろぐめ
  • 五反田 → だんたご
  • 大崎 → きさおお
  • 品川 → わがなし

というように、意外なおもしろさが見つかります。

このゲームのいいところは、ルールが自由なこと。

思いつくままにアレンジして楽しめるので、発想力や語彙力、想像力を伸ばすきっかけにもなります。

ルールはその場で決めてOK。

親子や友達と一緒に「言葉のひらめき」を楽しんでみてください。

ちょっとしたおでかけ時間が、グンと盛り上がるかもしれませんよ。

まとめ

倒語の仕組みや魅力、そして多彩なバリエーションについて、イメージがつかめてきたのではないでしょうか。

中には、倒語にすることで意味がわかりにくくなり、特定の仲間内でだけ通じるような言葉もあります。

一方で、まったく別の意味やニュアンスに変化するユニークな倒語も存在し、日本語ならではの言葉遊びの奥深さが感じられます。

今回ご紹介したのは、そんな倒語のほんの一例にすぎません。

時代や流行、そして人々の遊び心によって、今この瞬間も新しい倒語がどこかで生まれているかもしれませんね

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