子どもに「おませ」と言うのは良い意味?悪い意味?使い方の例を解説!

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言葉

「おませ」や「ませてる」。

親や大人たちが子どもに向けてよく使うこの言葉、実は使い方によって印象がガラリと変わることをご存知ですか?

例えば、近所の方から「まあ、おませさんね」と我が子が言われたとき。

これって褒められているの?

それとも気になる部分を指摘されているの?

……と、親としては複雑な気持ちになることもありますよね。

この記事では、日常でよく耳にする「おませ」という表現が、どんなときにどんな気持ちで使われているのかを詳しく見ていきましょう。

「おませ」って結局、良い意味?悪い意味?

「おませ」や「ませてる」という言葉は、主に「年齢の割に大人びている」という印象を表現するときに使われます。

ただ、純粋に褒める意味で使われることは意外と少ないんです。


小さな子どもに使われた場合

まだ幼い子どもに使われるときは、愛情のこもった表現になることが多いですよ。

例えば、ママの口紅を真似して上手に塗っている女の子を見て「あら、おませさんね~」と優しく言う場合。

これは微笑ましい様子を表現していて、むしろ可愛らしさが際立ちます。

でも、同じ場面でも「化粧なんかして、ませてるわね」とピシッと言われると、たしなめられているような印象を受けますよね。

 

年齢が上がってくると要注意

子どもが大きくなるにつれて、特に小学校高学年から中学生くらいになると、「ませてる」という言葉はより慎重に使う必要が出てきます。

この年頃の子どもたちに「ませてる」と言うと、むしろマイナスな印象を与えてしまうことが多いんです。

そんなときは「ませてる」という表現は避けて、「しっかりしているね」「頼りになるね」など、素直に褒める言葉を選ぶのがおすすめです。

 

「おませ」という言葉、使うときは要注意

「おませだね」という言葉。

一見、褒めているように聞こえますが、先ほどもお伝えした通り、実はちょっと気をつけたい表現なんです。

例えば「年齢の割におませだね」と言われたとき、その裏には「もっと子どもらしく振る舞ってほしい」という気持ちが隠れていることが多いんです。

つまり、この言葉は「年齢に似合わず大人びすぎている」という意味で使われることが多いため、素直な褒め言葉としては適していないかもしれません。

だからこそ、この言葉を使うときは、どんな場面で、どんな気持ちを込めて使うのか、よく考えてみる必要がありそうですね。

 

「ませてる」ってどんな意味?

辞書で「ませてる」を引いてみると、「(子供が)年のわりに大人びた言動をする」という説明が出てきます(大辞林第三版より)。

一般的には、子どもが大人のような話し方をしたり、振る舞いをしたりするときに使われる言葉なんですね。


似たような言葉と使い方

「おませ」に近い言葉をいくつか見てみましょう。

「大人ぶる」:文字通り大人のように振る舞おうとすること。
「こましゃくれる」:子どもなのに生意気な態度を取ること。
「ひねる」:子どもらしい素直さや純粋さが少し足りないこと。

これらの言葉も、使い方によっては相手を傷つけてしまう可能性があります。

お子さんの個性や成長を認めながら、状況に応じて適切な言葉を選びたいですね。

 

方言?標準語?「ませてる」の使われ方

「ませてる」という言葉は、実は方言ではなく標準語なんです。

北海道から沖縄まで、日本全国どこへ行っても通じる表現として使われています。

 

「ませる」の漢字と意味の変化

「ませる」という言葉は、漢字で書くと「老成る」と書くことがあります。

昔は「早く大人になる」「成長が早い」という意味で使われていました。

でも最近では少し意味合いが変わってきて、「生意気」とか「年齢に似合わない行動をする」といった意味で使われることが多くなっています。

面白いことに、この言葉は子どもに対してだけ使われる特別な表現なんです。

「おませな子ども」「ませてる中学生」といった使い方はよく聞きますが、大人に対して使うことはほとんどありません。

 

まとめ|「おませ」について、これだけは覚えておきたい

ここまで「おませ」と「ませてる」について詳しく見てきました。

大切なのは、この言葉が必ずしも褒め言葉として使われるわけではないということ。

むしろ、マイナスのニュアンスで使われることの方が多いかもしれません。

だからこそ、誰かにこの言葉を使うときは、その場の雰囲気や、相手との関係、そして自分の気持ちをしっかり確かめてから使うことをおすすめします。

特に、他人のお子さんに対して使う場合は、より慎重になる必要がありそうですね。

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