昆布が縁起物とされる理由とは?香典返しに選ばれる背景や由来を徹底解説

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食べ物

お祝いの席や引き出物で目にすることの多い「昆布」。

実はこの昆布、古くから“縁起の良い食べ物”として親しまれてきました。

では、なぜ昆布が縁起物とされているのでしょうか?

その背景には、「言葉の響き(語呂合わせ)」や、日本独自の文化的な価値観が深く関係しています。

さらに、昆布は結婚式や出産祝いといった慶事だけでなく、弔事である「香典返し」にも用いられることがあります。

一見、正反対の場面にもかかわらず使われる理由とは一体なんなのでしょうか?

本記事では、

  • 昆布が縁起物とされる理由
  • 名前の由来や語呂合わせ
  • 正月料理「昆布巻き」に込められた意味
  • 香典返しで使われる理由と背景

などをわかりやすく解説していきます。

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なぜ昆布は縁起物として親しまれているのか?

昆布が縁起の良い食材として重宝されているのは、その「語呂の良さ」に理由があります。

「昆布(こんぶ)」は「よろこぶ」との音の響きが似ており、古くから祝いの席で使われてきました。

また、昔は「広布(ひろめ)」と呼ばれることもあり、「広める」「お披露目」といった意味を持っていたため、結婚式や慶事の場でも贈り物として重宝されるようになったのです。

さらに、昆布は繁殖力が非常に強いことでも知られており、そこから「子孫繁栄」や「安産祈願」といった願いも込められています。

家庭円満や子宝に恵まれるようにという意味もあって、引き出物などにもよく使われるようになりました。

こうした文化的な背景を持つ昆布は、慶事の贈り物として定番の存在となっているのです。

ちなみに、縁起の良い食材にはほかにも「鯛」や「鰹節」などがあります。

鯛は「めでたい」という言葉にかけて、お祝いの席にぴったりの魚。

また、鰹節には「勝男武士(かつおぶし)」という当て字が用いられ、「勝つ」に通じることから、縁起を担ぐ食材として親しまれています。

さらに、鰹節には雄節と雌節があり、それをペアにして「鰹夫婦節(かつおふうふぶし)」と呼ぶことで、夫婦円満を願う贈り物としても喜ばれているんですよ。

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香典返しに昆布を選んでも大丈夫?縁起物としての背景と現代の扱い

「よろこぶ」という語呂合わせや、古くは「広布(ひろめ)」と呼ばれていたことから、昆布は古来より祝い事に用いられてきた縁起物です。

では、このような“おめでたい”イメージを持つ昆布は、弔事である香典返しにも使ってよいのでしょうか?

香典返しに昆布は問題なし

結論から言えば、香典返しに昆布を選んでもまったく問題ありません。

昆布は仏教文化とも深く関わりがあり、精進料理や法要の膳など、仏事の場でも広く使われている食材です。

そのため、弔事との相性が悪いということはありません。

さらに、昔は香典そのものに昆布を添える風習もあったともいわれています。

「食」は“生”の象徴とされ、死を悼みながらも「命の力」を示す意味合いがあったのかもしれません。

現代における香典返しと昆布の位置づけ

現在では、「不幸を後に残さない」という考えから、食べてなくなる“消えもの”が香典返しに選ばれることが一般的です。

そういった意味でも、日持ちがして実用的な昆布は非常に理にかなった贈り物といえるでしょう。

実際、多くの百貨店や専門店でも、香典返しの定番として昆布商品が取り扱われています。**

軽くて持ち運びやすく、品のある見た目、そして保存性**の高さが、多くの人に選ばれる理由です。

「祝いの品では?」という声もあるが…

一部では、「昆布はお祝い事向けの縁起物だから、弔事にはふさわしくないのでは?」という意見もあります。

しかし、実際には仏事でも重宝されている食材であることを踏まえれば、その心配は杞憂と言えるでしょう

昆布は香典返しに選んでも大丈夫!

昆布は、祝い事にも弔事にも使える“縁起物”です。

仏事にも深く関わる食材であり、保存性・携帯性・見た目の上品さといった点からも、香典返しに適した贈り物とされています。

「昆布は祝いの品だから…」と迷ったときは、文化的背景や現代の慣習を踏まえたうえで、安心して選べる実用的な一品として、ぜひ候補に入れてみてください。

お正月に欠かせない「昆布巻き」に込められた意味とは?

おせち料理の定番として親しまれている「昆布巻き」。

実はこの一品には、使われている素材一つひとつに縁起の良い意味が込められており、年のはじまりにふさわしい料理として大切に受け継がれてきました。

昆布

昆布巻きの主役である昆布には、「よろこぶ」という言葉に通じる語呂合わせから、喜びに満ちた一年になるようにとの願いが込められています。

また、「養老昆布(ようろうこぶ)」と書いて不老長寿を、「子生(こぶ)」と読んで子孫繁栄を象徴するなど、めでたい意味がいくつも重ねられています。

かんぴょう

昆布を巻くために使われるかんぴょうは、長く伸びた帯のような形状から「長寿」の象徴とされます。

さらに、結ぶという動作そのものに、「縁結び」や「幸福を結ぶ」といったポジティブな意味が込められています。

ニシン

巻きの中に使われる具材の代表格・ニシンは、「二親(にしん)」という語呂から「両親」を連想させ、親の健康と長寿を願う意味があります。

また、ニシンは多くの卵を産む魚としても知られており、子孫繁栄の願いも込められています。

まとめ

昆布は、慶びの席にもお別れの場にもふさわしい、万能な贈答品です。

お祝いの場では「よろこぶ」という語呂にちなんで、弔いの場では精進料理に欠かせない食材として、香典返しなどにも用いられてきました。

現代では、軽くて日持ちしやすく、加工の種類も豊富なことから、実用性の高い引き出物としても人気があります。

さらに、お正月の定番料理「昆布巻き」には、「福を招く」「長寿を願う」「良縁を結ぶ」といった意味が込められており、日本人の暮らしや祈りの文化と深く結びついている食材だといえるでしょう。

もしも冠婚葬祭での贈り物に悩んだときは、こうした文化的背景と実用性の両方を持つ「昆布」を選んでみてはいかがでしょうか。

 

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