インスタで誰かをフォローしようとしたとき、「フォローする前にこのアカウントを確認してください」という表示が出たことはありませんか?
突然のメッセージに「え?この人危ないの?」とドキッとしてしまいますよね。
でも、実はこの警告、必ずしも“危険なアカウント”とは限らないんです。
インスタグラムでは、不審なアカウントから利用者を守るために、AIが自動で判断して注意を出す仕組みがあるんですよ。
この記事では、その表示が出る理由や、フォローするか迷ったときの見極め方、自分のアカウントに出てしまったときの対処法まで、やさしく丁寧に解説します。
初心者さんでも安心して読める内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそも「フォローする前にこのアカウントを確認してください」って何?
インスタグラムで誰かをフォローしようとしたときに、急に「このアカウントを確認してください」というメッセージが表示されると、ちょっとドキッとしますよね。
「え?危ないアカウントだったの?」と不安になってしまう方も多いと思います。
でも、実はこれはインスタグラム側が「このアカウント、ちょっと怪しいかも?」と判断して、自動的に出している注意メッセージなんです。
スパム対策や不審なアカウントからの被害を未然に防ぐために、インスタではAI(人工知能)による監視が強化されています。
そのため、アカウントの行動パターンやプロフィールの状態、フォロワー数などから自動で警告を出すことがあるのです。
でも安心してくださいね。
この表示が出たからといって、必ずしも本当に危険なアカウントというわけではありません。
たとえば、まだ使い始めたばかりで投稿やプロフィールが不十分なだけでも、こうした警告が出ることがあります。
特に最近では、AIが「ちょっと怪しいかも?」と感じたアカウントにも一律で注意を出すようになっているので、実際にはまったく問題のないケースも増えてきています。
とはいえ、やっぱり気になるのが本音ですよね。
次の項目では、どんなアカウントにこうした警告が出やすいのかを、もう少し具体的に見ていきましょう。
どんなアカウントに「確認してください」の表示が出るの?
では、インスタグラムはどんなアカウントに対して警告を出すのでしょうか?
いくつかの特徴がありますので、以下にまとめてみました。
フォロワー数が少なすぎると要注意
作成されたばかりのアカウントで、フォロワーが1人もいなかったり、ごくわずかしかいない場合、インスタグラム側のシステムは「本当に実在する人なのかな?」「スパムやボットの可能性はないかな?」と判断しやすくなります。
特に、フォロー数だけが極端に多いアカウントや、プロフィール画像が設定されていないアカウントなどは、信頼性が低いとみなされやすいのです。
また、フォロワーの中に不審な海外アカウントや、無関係なジャンルの人ばかりがいる場合も「不自然な関係」と判断され、警告の対象になることがあります。
プロフィールがあいまい or 空白
「名前」「自己紹介」「リンク」などが空欄のままだったり、意味が曖昧な記述だけだったりすると、閲覧者にとって不安を与えやすくなります。
たとえば、絵文字だけの紹介文や、何も書かれていない状態では「この人って何をしているの?」「なぜフォローしてきたの?」と感じられてしまうかもしれません。
プロフィールは、インスタグラム上での“顔”ともいえる存在。
自分がどんな人か、どんなことが好きなのかを丁寧に書いているアカウントの方が、見た人に安心感を与えやすくなります。
作成されたばかりのアカウント
作ったばかりのアカウントは、まだ投稿も少なく、フォロワーとの関係性も築かれていないため、インスタグラムのシステムから警戒されやすくなります。
特に、アカウントを開設した直後に大量のユーザーを一気にフォローしていると、スパムや宣伝目的のアカウントと判断されるリスクが高くなります。
また、フォロー先がほとんど海外の不特定多数のアカウントだったり、短時間で何十件も連続でフォローしたりといった行動は、不自然な動きとしてAIに検知されやすいです。
そのため、新規アカウントを作ったばかりのときは、ゆっくりと自然な形でフォローを増やす方が安心です。
通報履歴があると警告対象に
過去に何度か通報された履歴があるアカウントは、インスタグラム側のシステムで「要注意ユーザー」として記録されている可能性があります。
通報理由には、スパム行為、不適切な投稿、嫌がらせ行為などが含まれます。
たとえ通報された内容が誤解だった場合でも、通報が重なると警告表示が出やすくなります。
ですので、自分のアカウントにこういった表示が出てしまったら、一度行動履歴や過去の投稿を見直してみることをおすすめします。
投稿がほとんどない・写真が不自然
投稿がゼロだったり、アップされている写真がどこかで見たようなフリー素材ばかりだったり、画像の雰囲気が不自然に整いすぎている場合などは、実在する人物のアカウントではなく、自動生成や架空の可能性があると判断されることがあります。
また、プロフィール写真も、フリー素材のようなイメージ画像や芸能人の写真などを無断使用している場合は、より怪しさが増してしまいます。
できるだけ、本人が撮影したような自然な写真や日常の様子を投稿しているアカウントの方が信頼されやすく、警告表示も出にくくなります。
警告が出たアカウントは本当に危険なの?
インスタグラムが出す「確認してください」という表示は、あくまでも“注意喚起”です。
必ずしもスパムや危険な人とは限らないんです。
たとえば、趣味用にサブアカウントを作ったばかりの人や、プロフィールをまだ整えていない初心者さんにも表示されることがあります。
また、インスタ側が自動で判断しているため、正確じゃないこともあるんですよ。
ただし、まったくの無警戒でフォローするのはやっぱり心配。
表示が出たときは、少しだけ慎重になって、アカウントの中身をよく見てみることが大切です。
フォロー前にチェックしたい5つのポイント
警告が出たとき、「それでもフォローしたいな」と思ったら、以下のポイントをチェックしてみましょう。
1. 投稿内容に違和感がないか
まずは、投稿されている写真や動画をじっくり見てみましょう。
意味不明な画像や、どこかで見たことがあるようなフリー素材ばかりを使っている投稿には注意が必要です。
また、すべての投稿が同じような構図・加工・テーマで統一されすぎている場合、どこか“作られた感”が漂うこともあります。
一方で、日常の風景や趣味、ごはん、ペットなど、リアルな生活感がある投稿が多いアカウントは信頼感が高まります。
写真だけでなく、キャプション(文章)の内容にも目を通して、「この人、本当に使ってそうだな」と感じられるかどうかをチェックしてみてください。
2. プロフィールがしっかりしているか
プロフィール欄もとても重要な判断材料です。
名前や自己紹介が丁寧に書かれているか、使っている言葉に違和感がないかを確認しましょう。
特に、怪しいURLや、ビジネス感の強すぎるリンク(副業・投資など)ばかり貼ってあるアカウントは慎重になった方が良いでしょう。
信頼できるアカウントは、プロフィール画像もきちんと設定されていて、どんな人物なのかが伝わる工夫がされています。
3. ストーリーやハイライトがあるか
ストーリーやハイライトは、そのアカウントが“今も使われているかどうか”の目安になります。
特にストーリーは24時間で消えるため、頻繁に投稿している=アクティブな証拠です。
ハイライトには趣味や生活、旅行、質問コーナーなどをまとめている人も多く、アカウントの雰囲気がよりわかりやすくなります。
まったくストーリーを使っていない場合でも問題はありませんが、あった方が判断材料としてはありがたいですね。
4. 交流が自然か
投稿へのコメント欄に、他のユーザーからのメッセージが届いていたり、それに対して返信をしている様子があるかどうかも大事なポイントです。
一方通行のやりとりばかりだったり、明らかにコピペのようなコメントばかりついている場合は要注意。
「おしゃれ!」「素敵!」といった内容がすべて機械的に見えるようであれば、フォロワーも“自動化されたアカウント”の可能性があります。
自然な会話ややりとりが見られるアカウントは、実在性が高いと判断していいでしょう。
5. 相互フォローの人数が不自然でないか
最後にチェックしたいのが、フォローとフォロワーのバランスです。
たとえばフォロー数が1000以上あるのに、フォロワーが10人程度しかいないような極端な差がある場合は「無差別にフォローしまくっている」可能性が高いです。
また、フォローしているアカウントが全員海外の無関係なユーザーだったり、プロフィールの言語がすべて英語などの場合も慎重になりましょう。
バランスの取れたアカウントであれば、安心してフォローしやすいですね。
信頼できるアカウントの特徴とは?
安心してフォローできるアカウントには、いくつかの共通点があります。
たとえば以下のような特徴が挙げられます。
- 投稿が継続的に行われていて、生活感や個性が感じられる(自分の趣味や日常のことなど)
- プロフィールが丁寧に作られており、どんな人かが伝わってくる(自己紹介がある、絵文字の使い方も自然など)
- ストーリーやハイライトがきちんと使われていて、その人の最近の様子や活動が見える
- 投稿に対するコメントに、自然で温かいやりとりがある(知り合いやフォロワーとの関係性が伝わってくる)
- フォロー・フォロワーの数に偏りがなく、バランスがとれている
- プロフィール写真や投稿に一貫性があり、信頼感がある(本人の顔や風景など、リアルな要素が含まれている)
このようなアカウントは、インスタグラムを日常的に楽しんで使っている“実在の人”である可能性が高いです。
だからこそ、フォローする前にちょっと立ち止まってこうしたポイントを見て、「この人、本当に使ってそうだな」「安心してつながれそうだな」と思えたら、その直感を信じて大丈夫。
SNSは、無理にたくさんの人とつながるよりも、少しずつでも信頼できる人とつながるほうが、ずっと楽しくて安心ですよ。
自分のアカウントに警告が出たらどうすればいい?
もしあなた自身のアカウントが、誰かにフォローされるときに「確認してください」と表示されていたら…少し不安になりますよね。
「私、何か悪いことしたのかな?」「通報されてる?」などと考えてしまうかもしれません。
でも、焦らなくて大丈夫です。
この表示は、あくまでも“システムが自動的に判断して出している注意表示”であって、必ずしもあなたに問題があるとは限りません。
たとえば、投稿が少ない、プロフィールが未設定、フォロワー数が少ないといった理由だけでも警告が表示されてしまうことがあります。
まずは、以下のポイントをチェック&見直してみましょう。
- プロフィール情報を充実させる:自己紹介文はしっかり書きましょう。好きなこと、日常、趣味などを簡単に紹介するだけでも印象が変わります。リンクやプロフィール画像も忘れずに設定を。
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投稿を定期的にする:最低でも数日に1回は投稿があると「活動している人」と判断されやすくなります。内容は特別なものでなくてもOK。日常の写真や気づきなどで十分です。
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他の人との交流を増やす:他のユーザーに「いいね」や「コメント」をすることで、インスタ上での“信頼度”がアップします。受け身よりも、少し積極的に動いてみましょう。
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ストーリーやハイライトも活用する:特にストーリーは、日々のアクティブさを伝えるための有効な手段です。簡単な動画や写真でもかまいません。
それでも警告が消えない、あるいはフォローしてくれる人が心配している様子がある場合は、インスタグラムの運営に問い合わせてみるのもひとつの方法です。
自分のアカウントを大切に育てていくことが、安心してつながるための第一歩になりますよ。
うっかりフォローしてしまったときの対応法
あとから「やっぱり怪しかったかも…」と気づいたときは、無理せず対応しましょう。
ブロックの方法
怪しいと感じたアカウントを見つけた場合は、無理に関わらずに「ブロック」するのが最も安心です。
ブロックしたいアカウントのプロフィールページを開いて、右上にある「…」のメニューをタップしましょう。
その中に「ブロック」という項目がありますので、選択することでそのアカウントからのアクセスやメッセージを完全に遮断することができます。
ブロックすることで、相手はこちらの投稿やストーリー、プロフィール情報などを一切見ることができなくなります。
相手に通知がいくことはありませんので、安心して対応できますよ。
通報の仕方
もしも相手のアカウントがスパムや詐欺、不適切な行動をしていると感じたら、通報(=報告)もあわせて行いましょう。
ブロックと同じように、「…」メニューから「報告」を選択します。
報告の理由を選ぶ画面が表示されるので、「スパムである」「詐欺の可能性がある」「不適切なコンテンツを投稿している」など、該当する理由を選びます。
報告は匿名で行われ、相手に知られることはありません。
インスタグラムの運営が内容を確認し、必要に応じて対応してくれます。
個人情報を送ってしまった場合
万が一、DMなどでLINEのIDや住所、電話番号、銀行口座といった個人情報を送ってしまった場合は、すぐに対応しましょう。
まず、その相手をすぐにブロックしてください。
そして、可能であれば送った情報を削除するか、該当するメッセージを非表示にしておきましょう。
あわせて、インスタグラムの「ヘルプセンター」や「問題を報告する」機能から運営に相談することも大切です。
また、LINE IDや電話番号などが悪用される可能性も考えられるため、必要であれば設定を変更したり、友だち検索の公開範囲を見直すなどの対策も行いましょう。
大切な個人情報を守るためにも、少しでも不安を感じたらすぐに行動することがポイントです。
インスタで安心して楽しむための3つの心がけ
1. 知らないリンクは絶対に踏まない
どんなに魅力的に見えても、見知らぬURLには要注意です。
「無料でもらえる」「〇〇をプレゼント」などの甘い言葉でリンクをクリックさせようとするケースも多く、そういったリンクの多くは個人情報を抜き取る目的や、ウイルスを仕込んでいる可能性があります。
また、インスタのDMなどで突然URLだけが送られてくる場合や、英語で不自然なメッセージと一緒にリンクが送られてきた場合も同様に危険です。
リンクをクリックする前に「本当に信頼できる相手か?」「その内容は怪しくないか?」と立ち止まって考える癖をつけましょう。
スマホやアカウントを守るためにも、知らないリンクには近づかないことが大切です。
2. フォロワー数にこだわりすぎない
インスタグラムでは、フォロワーの数が多いことが「すごい」「人気がある」と思われがちですが、実際にはフォロワーの“質”のほうがずっと大切です。
たくさんのフォロワーがいても、交流がまったくなかったり、怪しいアカウントばかりだったりすると意味がありません。
逆に、少ないフォロワーでもお互いにコメントをし合ったり、気軽にやりとりができる関係の方が、安心してSNSを楽しめます。
「フォロワー数=信頼度」ではなく、「安心してつながれる相手かどうか」が大切だということを、忘れないようにしましょう。
3. SNS警告は無視しない
「インスタの警告なんて、気にしすぎかも…」と思う方もいるかもしれません。
でも、SNSが出す注意喚起にはきちんとした理由があります。
たとえば「このアカウントを確認してください」という表示も、スパムや詐欺アカウントからユーザーを守るための仕組みのひとつです。
もちろん、誤検知であることもありますが、それでも「ちょっと注意してね」というメッセージには変わりありません。
日々、たくさんの人が使っているインスタだからこそ、安心のための仕組みが必要とされています。
「なんとなく大丈夫そうだから」と流さずに、一度立ち止まって内容を読み、必要に応じて確認・対応するようにしましょう。
こうした“ちょっとの意識”が、SNSを長く楽しく使っていくための大切な習慣になります。
まとめ|警告が出たら「すぐフォロー」はちょっと待って
「フォローする前にこのアカウントを確認してください」という表示は、インスタからの小さなサイン。
少し慎重になることで、安心してSNSを楽しむことができます。
この記事を参考に、楽しいインスタライフを送ってくださいね。