「今月の上旬までに」とか「来月の下旬ごろ」など、月のおおよその時期を表す表現って日常的によく使いますよね。
この記事では、そんな便利な表現を英語で言うときのポイントをご紹介します。
上旬・中旬・下旬を英語で表すときのコツ
日本語の「上旬・中旬・下旬」に相当する英語表現は、実はとてもシンプル。
「early(初め)」「mid(中頃)」「late(終わり)」という3つの単語を覚えておけば大丈夫です。
例えば4月の場合はこんな感じになります。
・中旬 → mid-April(または middle of April)
・下旬 → late April(または end of April)
ちなみに「mid-」を使うときは必ずハイフンをつけます(例:mid-April)。
これは英語の標準的な表記ルールなので、忘れずに気をつけましょう。
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略し方のルール
ビジネスの場面などで略語を使う機会もありますよね。
一般的な略し方はこちらです。
・4月中旬 → 4/M(middleの頭文字)
・4月下旬 → 4/E(endの頭文字)
ちなみに、「First」の「F」を使って「4/F」と略すのは避けましょう。
海外では通じない表現です。
具体的な例文で学ぶ!上旬・中旬・下旬を表す英語表現
「上旬・中旬・下旬」を英語で表現するとき、どんな言い方をすればいいのでしょうか?
実際によく使う例文とともに、わかりやすくご紹介します。
上旬の表現と例文
「early(アーリー)+ 月名」や「beginning of(ビギニング オブ)+ 月名」を使います。
→ We are organizing a team meeting in early March.
→ The project will kick off at the beginning of June.
中旬の表現と例文
「mid-(ミッド)+ 月名」を使うのが一般的です。
→ I will take my holiday in mid-July.
→ This event is scheduled from mid-May to early June.
下旬の表現と例文
「late(レイト)+ 月名」や「end of(エンド オブ)+ 月名」を使います。
→ The symposium is set for late October.
→ The financial report will be released at the end of December.
上旬・中旬・下旬って、いつからいつまで?
実は「旬」という言葉には、とても長い歴史があるんです。
2000年以上前の中国で生まれ、本来は「10」という数字に関係する単位として使われていました。
例えば以下のような感じです。
・旬月 = 10ヶ月間
なので「上旬・中旬・下旬」という言い方は、ひと月を10日ずつに区切った呼び方なんです。
では、これらの期間をもっと詳しく見ていきましょう。
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上旬はいつからいつまで?
月の1日から10日までの期間を「上旬」と呼びます。
例えば、4月なら4月1日から4月10日までですね。
中旬はいつからいつまで?
月の11日から20日までが「中旬」です。
4月で言えば、4月11日から4月20日までの10日間となります。
下旬はいつからいつまで?
下旬は月の21日から月末までの期間です。
ただ、月末の日付は月によって異なりますよ。
・1月、3月、5月、7月、8月、10月、12月→31日まで
・2月→通常は28日まで(ただし、うるう年は29日まで)
まとめ|上旬・中旬・下旬は英語でなんて言うの?略称も!
「上旬・中旬・下旬」を英語で表現するときは、以下の3つのパターンを覚えておくと便利です。
・英語表現:early April または beginning of April
・略し方:4/B
・英語表現:mid-April または middle of April
・略し方:4/M
・英語表現:late April または end of April
・略し方:4/E
※4月の場合の例
これらの表現は、仕事の予定を説明するときや、締め切りを伝えるときなどに特に役立ちます。
英語でのコミュニケーションに、ぜひ活用してみてくださいね。