遊戯王の学園生活を描いた初期エピソードはアニメ化されているの?

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雑学

初代の「遊戯王」は、実は連載初期(原作の1巻から7巻まで)に、魅力的な学園物語が描かれていたんです。

この時期は「学園編」と呼ばれています。

「学園編」は、現在の遊戯王のイメージとは違い、主人公たちの学校生活を軸に、様々な種類のゲームを使った勝負が繰り広げられていました。

面白いことに、今では遊戯王の代名詞となっているカードゲームは、この時期には第2巻と第5巻でちょっと登場する程度。

むしろ、数々の個性的なゲームが物語を彩っていたんですよ。

それでは、この魅力的な「学園編」がどのようにアニメ化されたのか、詳しく見ていきましょう。

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学園編ってどんな話?

今では世界的な人気を誇るカードゲーム作品となった遊戯王ですが、連載初期の1巻から7巻では、学園生活が描かれていました。

(文庫版などでは巻数が違います)

基本的に1話完結、または数話で完結するお話が中心で、闇遊戯がさまざまなゲームを使って悪者たちと対決し、正義を貫くというストーリー展開です。

この時期に、後の物語で重要な役割を果たす海馬が登場し、カードゲームも初めて物語に登場します。

でも、この段階ではカードゲームは数あるゲームの中の1つという位置づけでした。

その後、第7巻の終わり頃から「決闘者の王国編」が始まり、物語はカードゲーム中心の展開へと変わっていきます。

これが、私たちがよく知る遊戯王カードの本格的な始まりとなったのです。

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アニメ化はこんな感じ!

初期の遊戯王アニメでよく知られているのは「遊戯王デュエルモンスターズ」です。

でもこの「遊戯王デュエルモンスターズ」は、実は原作の途中、「決闘者の王国編」から始まっているんです。

つまり、先ほどお話しした魅力的な「学園編」は、このアニメでは描かれなかったんですね。

このアニメは「決闘者の王国編」から始まって、「DDD編」、「バトルシティ」前後編、さらにアニメオリジナルの「乃亜編」「ドーマ編」「KCグランプリ編」、その後に「古代編」など、たくさんの物語が次々と展開されていきました。

でも実は、この「遊戯王デュエルモンスターズ」の前にもう一つ「遊戯王」のアニメがあったんです。

「東映版遊戯王」と呼ばれているこのアニメこそ、学園編を含む原作の初期のお話を映像化した作品なんです。

初期のお話がすでに映像化されていたからこそ、「遊戯王デュエルモンスターズ」では、物語の続きからスタートしたというわけですね。

 

幻の(?)東映版遊戯王

実は遊戯王を初めてアニメ化したのは、東映アニメーションだったんです。

テレビ朝日系列で放送されたこのアニメは、後の遊戯王シリーズがテレビ東京系列で放送されているのとは違って、ちょっと珍しい存在なんですよ。

1998年に始まった東映版遊戯王は全27話。

約半年という短い期間で終了してしまいましたが、その後すぐに、私たちがよく知っている「遊戯王デュエルモンスターズ」が始まることになります。

 

東映版遊戯王はどんな内容だったの?

東映版遊戯王は、原作の学園編を描いた貴重なアニメなのですが、原作のエピソードをそのまま映像化したわけではないんです。

お話の順番が変わっていたり、一部のエピソードが省かれたり、内容が変更されていたりすることが多かったんですよ。

例えば、原作の第1巻にあったテレビ局でのお話や、騒音の生徒のお話、文化祭のエピソードなどは、アニメでは見ることができません。

それに、第2巻の靴にまつわる話や、第4巻のゲームセンターでの出来事、第5巻の生活指導の先生についての話、第6巻のモンスターファイターの話なども省かれてしまいました。

また面白いことに、原作第1巻のバーガー店でのエピソードは、アニメではかなり違った内容に変わっているんですよ。

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アニメならではの魅力も!

東映版遊戯王は、学園編を映像化した唯一のアニメとして、オリジナルの要素もたくさん詰め込まれています。

特に注目なのが、原作には出てこない「ゲーム四天王」という新しいキャラクターたち。

彼らのお話も見どころの一つなんです。

それから、原作では第2巻と第5巻でちょっとだけ登場したカードゲームが、このアニメではもっとたくさん出てくるようになっています。

カードの存在感が原作よりも大きくなっているんですね。

でも、そんな変更があっても東映版は学園編ならではの独特な雰囲気をしっかり残していて、原作の初期の物語が好きな人にとってはとても楽しめる作品になっているんですよ。

 

アニメで見られなかった「学園編」について

残念ながら、「学園編」の中でもアニメ化されなかったエピソードは、今のところ映像で見られる予定はないんです。

これらの魅力的なお話は、漫画でしか楽しめないということですね。

遊戯王のアニメはどんどん新しくなっていますが、昔の「学園編」を改めてアニメ化するのは、なかなか難しそうです。

そういうわけで、アニメで描かれなかったエピソードを楽しみたい場合は、ぜひ漫画を手に取ってみてください!

 

まとめ|遊戯王の「学園編」はアニメ化されていた!

東映版遊戯王は、後の「遊戯王デュエルモンスターズ」とはずいぶん違う雰囲気の作品なんです。

カードバトル中心のお話じゃないので、今見るとちょっと違和感があるかもしれませんが、その時代ならではの独特な魅力がたっぷり詰まっています。

学園編の雰囲気を味わえる唯一のアニメとして、今ではなかなか見つけにくい作品かもしれませんが、興味がある場合はぜひ探してみてください。

きっと新しい遊戯王の魅力に出会えるはずです!

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